読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

novintos

のびられぬ日はのびぬなり

つけめん愛が重荷に変わる時

みなさんは、つけ麺好きですか?


わたしはつけ麺博に通うほど、好きです。

いえ、今となれば、好きだったという方が正確かもしれません。



わたしのつけめんへの愛が、わたしを縛り付ける重荷になっていると気付くまでは。


ことは約二週間前、用があって麻布十番に行った際、帰りに冷やし中華を食べたい気持ちになり、ラーメン屋さんを探しました。

南北線麻布十番駅、4番出口を出て徒歩1分の「156(イチコロ)」というラーメン屋さんを見つけたのです。


<日本一美味しい冷やし中華!>

と書いてあるのに惹かれて入って、私が頼んだのはつけめん。

冷やし中華を求めたのに、頼んだのはつけめん。

つけめん好きとして、一回はつけめんを食べなきゃと思ったのです。

食べたいのは冷やし中華
頼んだのはつけめん。

おかしいなぁと思いながら、大して美味しくないつけめんを食べました。



今日、またもや麻布十番へ。
そしてリベンジ気分で156へ。

つけめんを既に食べているので、好きなものを選べます。
会社の同僚が台湾まぜそばが美味しいと言っていたので、似てるような鶏塩まぜそばを頼みました。

すごく美味しい。感動です。




その時、気付いたのです。


あれ?
つけめん好きって設定、なんか重くない?






つけめんを好きな気持ちに縛り付けられてる??



そんなこと、つけめんは望んでいない。わたしも、そんな気持ちでつけめんを愛していたんじゃない。
きっと、色んな美味しいものを知っている中で、そして知り続ける中で、それでも『つけめん美味しい!』って感じるからつけめんが好きなわけで・・・

「わたしのことが好きなら他の麺なんか食べないでよ。食べるのはわたしでしょ?」なんて主張をする、そんな傲慢なつけめんに、私がさせていたんだと。


醤油も、塩も、豚骨も、とても好きなのに、最近そんなつけめん食べてないのに、つけめん好きでいる自分に拘っていただけだったんだ。

つけめんだけが好きなんじゃなくて、麺が好きなんだ。

そう思ったら、思い込みが解けた気がしました。



そんなことを思って鶏塩まぜそばを食べました。
お店を出る頃には「8年付き合ったから、義務感で結婚し(てあげ)た」みたいことを言う男性の横っ面を引っ叩いてやりたい気持ちになりました。